くさたみの愚考


by sinkougeirai

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
お知らせ
報告
所感
愚道

以前の記事

2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
more...

フォロー中のブログ

防共新聞 ◆電子版◆
同血社 電腦瓦版
同血社主人の一艸獨語
愛倭塾瓦版=機関紙・建設乃詞=
もっこすのための熊本愛郷新聞
護國鐵拳隊長の徒手空拳

その他のジャンル

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

会沢正志斎先生著「新論」

前にも記した自他共に認める珍本マニアの河原大兄よりみたび送られてきたのは、会沢正志斎先生著「新論」の版本二冊(全二巻)!

会沢正志斎先生は藤田東湖先生と同じく後期水戸学を発展(完成?)させた逸材の人物。
同じく河原大兄から頂いた「水戸学入門」(西村文規著 昭和11年発行)は前期水戸学から後期水戸学までを書かれてゐるが、愚生が思ふに、後期水戸学の特徴はなんと言つても「敬神尊王・尊王攘夷」にあると思ふ。
時は外夷が日本の開国を迫る緊迫した時代であるが故に、夷狄から日本を守るにはその根本を敬神尊王にあると説く。
また水戸学は元来倒幕思想ではないのだが、結果的に倒幕に導いたところも面白い。

大兄は愚生の浅学を叱咤するために貴重な版本を手放したに違ひないが、藤田東湖先生の「弘道館記述義」同様「新論」は漢文で書かれてをり、版本をそのまま読み解く事は現時の愚生では不可能に近い。大兄のアドバイス通り訳本と同時に読み進めて行こうと思ふ。

また「新論」は過激な内容なため、公刊は許されず志士の間で写筆され秘かに出回り、幕末の志士の思ひが込められたと言ふ事を含めて、大変に貴重な版本である。
この版本が一体何人の尊王の志士達の手に渡り、新たな時代をつくるのに役に立つたかと想像するだけで歴史の重みを感じる次第である。

e0170071_91232.jpg

[PR]
by sinkougeirai | 2013-01-21 08:02