くさたみの愚考


by sinkougeirai

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ふたたび頂きました!(珍書)

前回、河原大兄より平田篤胤先生の古道大意(上下巻)の古書を頂いた事を記したが、愚生のブログを読んで気を良くされたのか、ふたたび平田篤胤先生の古書を送つて頂いた!

今回は「医宗仲景考」といふ板本。
e0170071_8403167.jpg

これは医学の哲学書である。珍書と言ふ点では、古道大意より希少かも知れぬ・・・
「希少なもの」とは幾らお金を積んでも手に入らぬものである。例へは悪いが、時代は違へど敬虔なクリスチャンが聖書の初版を手に入れたら、大いに狂喜乱舞するだらう。それを愚生などに・・・m(__)m

なぜ国学者の篤胤先生が医学哲学を講説されたか調べてみると、文化四年(西暦一八○七年)江戸で医業を開き、名を玄瑞と改めたさうだ。
ちなみに本居宣長先生の嫡子である春庭に入門を願ひ出たのが文化二年であるから、その二年後といふ訳だ。
師である宣長先生が医師であつたことが、さうさせたのかは不明であるが兎に角篤胤先生は医師でもあつたのだ。
篤胤先生の医学哲学には、医宗仲景考の前に志都能石屋(医道大意)と言ふ著書も出してゐるが、内容は重複してゐる箇所はないといふ。

愚生はもちろん医師でもなく、医学についても豆知識も有してゐないが、医宗仲景考には支那の漢時代の医学者「張機字仲景」が編纂した医学書を基に論じてゐて、志都能石屋には神医道の淵源が論へられてゐるらしい。
また西洋医学についても否定することなく、世の為人の為に大いに期待を寄せてゐたといふ。しかしそれに伴ひ、神の医道の淵源を忘れてゐる事は大いに批判されてゐるらしい。
また臨床実験にも多く参加し「志を定めるとは、病の根拠を探り出すことだ」と言ひ、古学と照らし合はせた結果、病因は邪神邪霊達のケガレたも奥底に憑依したらしい。(らしい、と繰り返すのは、明治聖徳記念学会紀要〔復刊第45 号〕から引用して、自身では読んでゐないから)
よつて、ケガレをもつた憑依霊がつかぬやう、日々の生活を正せ、と言ふことだらうか?


国学者の篤胤先生は後世に解説書が多く出回り、憂国の志の「バイブル」としてその名を馳せてゐるが、医師としての篤胤先生の解説書が皆無?なのは、現代の医学会が如何に西洋一辺倒であるかが伺へる。
もし医宗仲景考の解説書などがあれば、ぜひ入手したいものだ。

読者諸氏の中でこの解説書を見つけたら是非ご一報下さい!

医学にはとんと縁の無い愚生であるが、篤胤先生の板本といふだけでときめいてしまふのは、ただのヲタクなのか?
篤胤先生の板本は、その内容に価値がある事は頭で理解しても、所有してゐるだけで大いに満足してしまふのは、まだまだ浅学非才な証拠だ。反省せねば・・・

さう言へば河原大兄の御宅に訪問した際、古書が所狭しとならんでゐた。しかも本居宣長先生の部、平田篤胤先生の部、水戸学の部などなど、綺麗に整頓されてゐた。
しかも画像の古書はほんの一部だといふ・・・(しかも本居宣長先生の古事記伝の板本発見!!
e0170071_8443384.jpg


千が一、いや万が一にも河原大兄が愚生にみたび古書を送る気になる時が来るかも知れぬので、ここはキツチリとゴマスリを欠かさぬやうにしなければ・・・

うつし世の定めにより、愚生もいつか幽世に行くが、その時はこれらの希少稀なる本を後世に残すのか、棺に入れて貰ふのか、それが問題だ。
個人的には後者の方が希望であるが・・・
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by sinkougeirai | 2012-12-02 08:48